機関紙(たびだち)

令和5年度72号

更新日時:2023.07.03

生活便利グッズ工作教室 締め切りまぢか!

当センターでは岐阜市在住の小学生を対象に、障がいのある方や高齢者の方も使いやすい便利グッズを作ってみよう!という工作教室を、毎年開催しています。

参加されたお子さんからは「工作前の障害についてのお話も分かりやすく、興味ぶかかったです」「いろいろなしょうがいをまなぶことができました」「つくるのがたのしかった」などの感想を、また、一緒に参加された保護者の方からも「子どもが喜んで工作して、もっとこうしたら使いやすいかもと色々考えていたので、とても良い機会になりました」という感想などをいただいています。
今回は対象を小学生に絞り、全員共通の「簡易筆談帳」と「服がたためるボード」「片手用液体洗剤受け」「透明コミュニケーションボード」の3点のうち1点を選択で製作したいと思います。今年製作するグッズは、片手が不自由な方や言語でのコミュニケーションが困難な方にとって生活の中での不便さを解消するためのものです。製作したものは持ち帰ってもらう事ができます。

障がいのある人の生活についてのミニ講話「障がいのある方の暮らしを考える」も予定しています。

日 時:令和5年8月5日(土) 午後1時30分~3時30分
場 所:岐阜市民福祉活動センター2階 大会議室(岐阜市都通2丁目2番地)
定 員:岐阜市在住の小学生 20名 先着順(保護者同伴可)
持ち物:筆記用具、はさみ、定規
申し込み方法:6月22日(木)~7月21日(金)までに電話(058-254-9204)
FAX(058-254-9205)、またはQRコードからお申込みください。
参加費:無料                 ※詳しくは当センターホームページをご覧下さい。

 

生活講座「自転車シミュレータで交通安全を学ぼう」

「自転車シミュレータ」は、体験者が自転車のペダルを踏むとその速度に応じてモニターの映像が移動します。乗る際に起こることを疑似体験することにより、自転車乗用時のルールとマナー、危険予測の学習ができます。ヘルメットの着用の努力義務などがすすめられる今、交通安全を学びませんか。

開催日時 令和5年7月23日(日) 13時30分から15時30分
開催場所 岐阜市民福祉活動センター 2階大会議室
対象   岐阜市内在住の義務教育を修了した障がいのある方
定員   先着15名(定員を超えた場合のみ連絡します)
申込方法 6月8日(木)~7月10日(月)までに電話(058-254-9204)FAX(058-254-9205)、またはQRコードからお申込みください。

 

出前講座「障がい種別と特性」を開催しました。

6月5日(月)、岐阜大学教育学部附属小中学校5年生の35名を対象に、「障がい」があるという事を考える~障がい種別と特性~」の出前講座を開催しました。
「障がいのある方を支援している『障害者生活支援センター』とはどんなところなのか?見てみたいな」という児童さんの思いから、当センターへ見学に来てくれました。事務所を見てもらうだけでは、児童さんの学びにはならないのではないかということで、センター所長より事業についての説明と、「自助具」の説明と実演、「障がい種別と特性」についての講話をしました。

講話では、見てわかる障がいと外見からわかりづらい障がいについてや、それぞれの障がいの特性によって困りごとは様々なのだという事を知ってもらいました。講話の中で「街で見かける障がい者マーク」について、9問クイズを出すと、「○○でしょ!」「わかるよ…見たことはあるの…あぁなんだっけ」「△△かな?」等、そのマークのことを一生懸命考えて回答をしてくれました。初めてみるマークがあったり、この講話で正しい意味を知ったりと、マーククイズは大成功でした。
児童さんから「障がいのある方と関わる時に気を付けていること」や「障がいのある方に将来どうなってほしいと思って支援しているのか」等があり、障がいのある方との関わりは難しいのかな?と感じていたかもしれませんが「特別なことではなく、『普通』なことなんだよ」という事を学んでもらえたのではないかと思います。

生活講座「危険予知トレーニング(KYT)を開催しました。

春の火災予防週間中の3月2日(木)当センター2階大会議室において、岐阜市消防本部予防課の田中亮司さんを講師にお迎し、「KYTで防火を学ぼう」を開催しました。
当日は、障害のある方10名とその支援者の方5名の合計15名の方の参加がありました。
予防課では、啓発活動と共に火災の原因究明を行っていると話され、火災の原因として、第1位から5位は「電気関係」「放火」「たき火」「たばこ」「コンロ」とのことでした。

その後、用意されたイラスト(「朝編」「昼編」「夜編」それぞれに、危険箇所が4、5か所含まれている)の中の危険個所に、参加者が各々〇をつけ、その後講師から危険個所、その対処方法について説明を受けました。「コンセントの上部に水の入った容器を置かない」「コードの上に物を載せるなど、挟む、引っ張るなどの強い力を加えない」等々の注意事項が説明され、実際の実験映像も映し出され、コンセントに水がかかった際の着火の様子、天ぷら油の加熱による着火の際に水をかけた場合の火の広がりの様子等の迫力ある映像や、日光がペットボトルを通してタイヤが焼けて火事になった現場の写真等も多数あり、視覚的にわかりやすいお話でした。参加者からは「色々な場面で火事がおきることがわかってよかったです。イラストでよくわかりやすくて、よかったです。楽しく学ぶことができた」(原文のまま)などの感想がありました。

 

生活講座「おいしく食べて健康作り~バランスのいい食事とは?~」

5月25日(木)岐阜市在住の障がいのある方を対象に、当センター2階大会議室において、県保健医療課の管理栄養士の前田さんを講師にお迎えし、生活講座を開催しました。当日は8名の参加者と付添者3名の11名の参加がありました。
夕食を想定して、トレーに食べたいフードモデル(主食、主菜、副菜、飲み物、果物等)を載せ、トレーごと機械に乗せると、エネルギーや食塩等の摂取量がプリントされる仕組みです。参加者は順番に「炭酸ははずせないな!」「ラーメン食べたい♪」等、フードモデルを楽しそうに選んでいる声が聴かれました。

1人ずつに渡された評価は★5個が最高点。食塩が多かったり、タンパク質が少なかったりと、1回目は★1個の方が大半でしたが、2回目は、★5つを目指して、バランスの取れた食事を考えてフードモデルを選び、管理栄養士さんから個々に改善点を教えていただきました。肉炒めを野菜炒めに変えたり、ご飯の量を変えたりすることでも偏りが改善されることを学び、しょうゆ等は、「かける」より「つけて」食べた方が減塩効果になることを知りました。また、汁物を具だくさんにすると良い等のアドバイスをいただきました。参加された方からは、「食生活は気をつけていますが、なるほどと納得できる内容で楽しかったです」との感想が聞かれました。

令和5年度世界自閉症啓発デイ 記念作品展&発達障がい理解啓発イベント

「発達障害啓発理解啓発イベント」で今年も支援グッズの展示をしました。
令和5年4月2日(土)~8日(金)に「ぎふメディアコスモス」の「ドキドキテラス」において「自閉症啓発デー記念作品展&発達障害理解啓発イベント」が開催され、当センターも展示で参加しました。
会場では、今年も自閉症協会作成の「自閉症協会の歩み」がわかりやすく解説されたドキュメンタリーも上映されました。
当センターは、昨年同様に「発達障がいの特性や支援方法について」「ICD(国際疾病分類)について」「支援グッズについて」をまとめたパネル展示を行い、資料としても机上に並べ、自由にお持ち帰りいただきました。展示や資料の中では新たに、「安全なカッター」「握って使うコンパス」「お出かけチェックグッズ」をご紹介するとともに、発達障害の方たちへの理解を深め、誤解を解くための啓発用掲示も増やしました。昨年度好評だった「聴覚過敏のある人に対する配慮を求めるタグ」と「マスクをつけられない人に対する配慮を求めるタグ」の数をふやし、多くの方に持ち帰っていただきました。

自助具の紹介

片手で輪ゴムかけグッズの使い方

① 輪ゴムを仕切り板のどちらかの切れ込みにかけます    。
② 切り込みにかけた輪ゴムを、仕切り板の後ろの目玉クリップにかけます。
③ 目玉クリップにかけたまま、輪ゴムを①で輪ゴムをかけていない方の仕切り板の切れ込みににかけます。
④ 両サイドの仕切り板の切れ込みに輪ゴムがかかったら、目玉クリップの輪ゴムを外します。
(これで輪ゴムが平行にかかっている形になります)
⑤ お菓子の袋などを輪ゴムの間に入れ、輪ゴムをかけたい位置まで差し込んだら、輪ゴムを抑えながら、仕切り板にかかったゴムも併せて抜くようにします。※輪ゴムをかけたい物の大きさによって、①でかける仕切り板で幅が調整できます。

 

掲載以外の行事予定(令和5年度7月~10月)

<コーラス講座「あんさんぶる♪」>
開催日時 7月5日(水)、8月2日(水)、9月20日(水)、10月4日(水)
いずれも午後3時から4時30分
開催場所 岐阜市民福祉活動センター2階会議室

<岐阜市民の方を対象とした「自助具の講習会」>
開催日時 10月19日(木)午後2時から3時30分
開催場所 岐阜市民福祉活動センター2階大会議室

 

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