お知らせ
令和元年度「楽しく防災を学ぼう」を開催しました。
令和元年10月24日(木) 13時~15時30分まで、岐阜市民福祉活動センター2階大会議室で、岐阜市在住の身体障がいのある方を対象とした講習会「楽しく防災を学ぼう」を開催し、身体に障がいのある方が7名、保護者1名が参加されました。
災害は、いつ起こるかわかりません。「楽しく防災を学ぼう」は、「自分の身は自分で守る」「自分の障がいあった備品をそろえる」等、一人一人が取り組む「自助」について考える機会にしていただきたいとの思いで企画しました。
講師に岐阜市都市防災部防災対策課防災対策係の浅井貴司氏をお迎えし、「災害への備え」について講演していただきました。「熊本地震から学ぶ こんな対策があなたを救う」のDVDを視聴した後、「避難情報、避難場所の種類」「要配慮者の避難所について」「災害への備え(自助)」についての講話をお聴きして、「自分の家には災害は来ない」ではなく、日常備蓄を心掛けたり、防災意識を持つことの重要性を再認識しました。
下肢障害のあるセンター職員が、「在宅非難時」の準備について、非常持ち出し品チェックリストを元に、自分自身が実際に備蓄している備品を展示し、自分に必要だと思っている「靴(上靴・スリッパ)」「救急セット」「常備薬」を紹介して、「自分の命は自分で守る」ということは障がいがあってもなくても皆一緒であることや、地域で普段から関係性を作っておくことの大切さの話をしました。
「防災グッズを作ってみよう」では、1時間で「ゴミ袋でポンチョ・レインコート」「新聞スリッパ」「ハンカチマスク」「キッチンペーパーマスク」「ポリ袋で三角巾」の計6品を作りました。
制作手順書を参考にしながら、職員と一緒に制作したことにより、思っていた以上に早く作ることができたため、予定より2品多く作ることができました。皆さんは、作り終えるとすぐに試用して、防災グッズの良さを体感されていました。
今回の講習会での制作「防災グッズを作ってみよう」で、いざという時は身近なもので必要なものが作れることを体験しました。
ゴミ袋でポンチョ・レインコート
新聞紙スリッパ
ハンカチマスク・キッチンペーパーマスク
ポリ袋で三角巾
参加者の感想
講演「災害への備え」
・台風がくるたびに備えています。
・テレビでくわしく報道してくれますが、岐阜市の場合をもっと知りたい。
・勉強になりました。
・あらためて家での備え等考えてみようと思います。
・わが身にせまる思いです。自分の身を守り出来ることに専念する。
・自分の子はどこに避難したらいいのか少しわかった。
制作「防災グッズを作ってみよう」
・かんたんに作れる物がある事が分かり良かった。
・たのしかったよ。
・もう一度家で作ってみます。
・楽しく作れて大変良かった。
・とても楽しく早くできた。
・簡単にできて良かった。
・手元にあるもので作れるのでよかった。
講演で学んだことや、制作で覚えた事を、活かすことが起きないでほしいですが、自分の地域の指定避難所の確認や、防災意識を持つことの重要性を認識する、良い機会となったのではないでしょうか。
※文中の写真掲載については、ご本人の同意を得ています。