機関紙(たびだち)

令和4年度71号

更新日時:2023.03.01

第29回 岐阜市「オンリーワンわたしたちの芸術祭」が開催されました。

今年度も障害者週間(12月3日~12月9日まで)に合わせて、「第29回 岐阜市オンリーワンわたしたちの芸術祭」が12月6日~12月11日までハートフルスクエアーG 2階にて開催され、事業所、施設、在宅の方たちの作品350点程の作品が展示されました。

来場者の方からは「いろんな作品があって良かった。家に飾りたい作品もあった。」「障がい者の方(の作品)が通りがかりで見えて、すてきな作品を見て励みになりました。」「素敵な作品が多くあり。とても気に入りました。」「立派な作品がたくさん並んでいますね。」との感想が寄せられました。「素晴らしい」「素敵だった」「次回も楽しみです」との言葉は、この芸術祭に向けて、みなさんが一生懸命取り組んだ素敵な姿をも絶賛してくださっていると思います。

コーラス講座「あんさんぶる♪」のみなさんは、3年間あたためていた「オリンピックソング」を「芸術祭」のステージで披露でき、達成感で満ちたお顔をされていました。

「あんさんぶる♪」メンバー紹介~私たちと一緒に活動しませんか!~

・毎回楽しみに来ています。皆で歌えることが嬉しいです。(Tさん)
・自分の居場所ができて嬉しく思います。
コロナ禍で難しいかもしれませんが、メンバーが増えると嬉しいです。(Mさん)
・楽し~いです♪(Yさん)
・うたをうたうのがだいすきです。(Tさん)
・楽しいです。又来ます。(Mさん)
・毎回、親子で楽しく参加させてもらっています。先生のピアノに合わせて歌うのが楽しみです。(Kさん)
・歌うことはストレス解消になります!楽しく一緒に歌いませんか。(講師)

「あんさんぶる♪」メンバー紹介

<コーラス講座「あんさんぶる♪」> 参加者募集中!!
開催日時 毎月 第一水曜日の15時から16時30分
開催場所 岐阜市民福祉活動センター2階会議室

※不定期に開催する場合があります。ホームページに掲載いたしますので、ご確認ください。

出前講座「防災グッズを作ってみよう」~白山小学校編~

11月4日(金)、白山小学校特別支援学級の授業参観で子ども5名とその保護者に出前講座を行い、4種類の防災グッズを制作しました。ハンカチマスクは「いざという時にハンカチで簡単に代用できることを知った」と保護者に好評でした。緊急時にマスクのゴムがなかった場合、ストッキングを1センチほどの輪切りにすることで代用もできます。

「新聞紙でスリッパ」は、新聞を数回折り込むことで完成します。完成すると、子どもたちはスリッパをはいてうれしそうに歩いていました。自分の足に合わせて小さく折りたたむ工夫をする子もいました。

「ゴミ袋でポンチョ」は、ゴミ袋を切る作業が思った以上に難しかったのですが、子どもたちは保護者とともに制作することができました。マスク、スリッパ、ポンチョをすべて身につけると得意げな表情をしている子もいました。親子で楽しく「いざ」というときに役立つ防災グッズを作り学ぶ良い機会が持てました。

訪問介護事業所職員さんを対象とした「自助具講習会」を開催しました。

令和4年11月12日(土)、岐阜市民福祉活動センター2階大会議室にて、「自助具を作ってみませんか」を開催し、3名の方が参加されました。

センター所有の自助具の説明の後、手指の消毒をしていただいて、自助具を実際に試していただくことで、困りごとが軽減されることや安価な費用で手づくりできることを実感していただきました。

その後自助具の制作に入り、今年は「お薬取り出し器」と「片手で輪ゴムかけグッズ」の2点から選択していただきました。皆さんそろって「お薬取り出し器」(片手が不自由な方が薬シートから錠剤を取り出したり、薬の袋を破りづらい時に開けやすくしたりする道具です。)を選択され、丁寧に作業をされました。

参加された皆さんからは、「普段当たり前に出来ていることの大切さを改めて感じました。」「本日教えていただいたものを参考にして 個々の方に役立てられる自助具を利用者の方と一緒に作れたらと思いました。」「必要とする利用者がいたら、ご提案させて頂こうと思います。」という感想をいただきました。

 

出前講座「障がい者の人権」を開催しました。

厚見中学校・梅林中学校編

10月28日(金)は、厚見中学校、11月4日(金)は、梅林中学校にて、「『障がい』ってなに?~人権について考える~」の出前講座を開催しました。

「職員自身の障がいについて、日常生活について、困りごと・嫌だと思う事について」「障がいの種類と特性について」「ユニバーサルデザイン」「ヘルプマーク」「障害者差別解消法」「合理的配慮の視覚化」「社会的障壁」「障がいのある方の就労」「共生社会」について話をし、テーマになっている「『障がい』ってなに」とは、障がいのある方の「障壁」になっているのは何なのか?を考えてほしいという思いをお伝えしました。生徒さんは、職員の話を熱心に聞き、「障がい」について知ろうとする姿勢が素敵でした。事前に「障がい」について考えたり、調べた様子がうかがえました。

11月28日(月)は、厚見中学校で人権学習のまとめの発表会の案内があり、参観に行きました。

どの発表も、しっかり調べたり、取材をしてあり、生徒さんの考えや思いを知ることができる発表会でした。「相手を知り」「何ができるのか」を考え、行動できる大人になってほしいと思いました。

 

黒野小学校編

11月5日(土)黒野小学校4年生で「手や足の不自由な人は何に困っているのだろうか」というテーマで、左半身が不自由な職員が話をしました。手が動かない不便さと腕の重さを子どもたちに体験してもらうところから話を始めました。子どもたちに職員の右腕と麻痺した左腕を肩の上まで上げて、その違いを感じてもらいました。麻痺した左腕は、5㎏の米袋を持っているのと同じように重く感じます。私の体は不自由ですがぱっと見たところは健康な人の様に見られます。私のことを人はいろいろな見方をします。『好奇の目』で見る人は私を助けようとは考えません。反対に、『関心の目』で見てくれる人は、私を助けようと声をかけてくれます。以上のような話をしました。さて、みなさんはどちらの目で私を見ますか。

 

自助具の紹介

~片手用液体洗剤受け~

片手が使いにくい方が生活の中で苦労されるひとつがシャンプーです。片手でポンプを押して片手で受けることが難しいからです。

右の自助具は、発泡スチロールの薄い板とシリコン製の製菓用のカップで作った手作り作品ですが、カップに溜まったシャンプー液を髪にかけて使います。柔らかいカップの握り方などで、かけたい場所やかけたい量を調整しやすくしています。

 

“あったかハートのまちづくり”人権パネル展

ぎふメディアコスモス ドキドキテラスにて、12月5日(月)午後1時~12月9日(金)午後3時までの5日間、多数のパネル等が展示され人権啓発がされ、当センターもパネルを5枚作成し展示に参加しました。障がいのある人の生活を考えてみよう(生活便利グッズ工作教室において子どもたちの中から「じいちゃんに役に立つと思った。」などの感想と写真を紹介)、障害者差別解消法について(合理的配慮の解釈等)、医療的ケア児について(法律の基本理念などを紹介)、のパネルを展示しました。

展示全体は、小学生の人権作品、人権漫画、ユニバーサルデザインの紹介、人権に関する図書コーナーがあり、テントを張るなど趣向を凝らして、少しでも来場者に足を止めてもらいたいとの思いが込められていました。

 

 

障がい者理解啓発イベント2022

「障がい者理解啓発イベント2022」が令和4年12月3日(土)~9日(金)まで、岐阜市役所1階のエントランスモールと市民交流スペースミンナトの2か所で開催され、障がいごとの特性や障がいのある方への支援方法について紹介するパネルが展示されました。

当センターは、夏休みに岐阜市内小中学生を対象とした、障がいのある方や高齢者の方にも使いやすいものを体験し、作成してもらう「生活便利グッズ工作教室」の様子をパネルにしたものと、自助具の写真と説明を付けたものを展示しました。市民交流スペースミンナトでは、インクルーシブなストリート・ピアノの演奏会が開催されました。

 

 

行事予定(令和5年6月~7月)

<コーラス講座「あんさんぶる♪」> 参加者募集中!!

開催日時 5月10日、6月7日、7月5日すべて水曜日の15時から16時30分

開催場所 岐阜市民福祉活動センター2階会議室

<生活講座「おいしく食べて健康作り~バランスのいい食事とは?~」>

開催日時 令和5年5月25日(木) 14時~15時30分

開催場所 岐阜市民福祉活動センター2階大会議室  対象  岐阜市在住の障がいのある方

<令和5年度世界自閉症啓発デイ記念作品展&発達障がい理解啓発イベント>

開催日時 令和5年4月2日(日)~4月7日(金)

開催場所 みんなの森 ぎふメディアコスモス ドキドキテラス

※当センターは「支援グッズ説明の展示等」で参加します!!

行事の予定変更又は、令和5年度の新規講座等については随時センターホームページにてお知らせいたします。

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