お知らせ
生活講座「食生活について」を開催いたしました。
令和2年10月2日(金)午後5時から、市民福祉活動センター2階の大会議室において、中市民健康センターの管理栄養士堀江さんをお招きして、生活講座「食生活について」を開催しました。
当日欠席の方もあり、8名の方が参加されました。参加された皆さんには、入り口にて手指の消毒や検温にご協力をいただきました。聴覚に障害のお持ちの方の参加もあったため、職員もフェースシールドを用意して対応させていただきました。
まず最初に、管理栄養士さんから、平均寿命と健康寿命は異なっており、健康に過ごすためにも食は大切で、普段なかなか食生活を振り返る機会が持てていないこともあり、良い機会にして欲しいというお話がありました。今回体験させていただけたのは、「食育SATシステム」というもので、食品サンプルのようなモデルをトレーに取り、トレーごと機械に載せると、瞬時にエネルギーや食塩の摂取量が表示され、星の数で1から5の評価がされるというものです。
管理栄養士さんから、昼食か夕食を想定して、トレーに食品サンプルを取ってもらうようにお話があり、参加者全員の方が、自分の摂っている食事をイメージしながら、トレーにサンプルを乗せられました。
サンプルは、主食、主菜、副菜、飲み物、お菓子などに分かれており、とても多くのメニューが並んでいて、皆さんは迷われながら手に取ってみえました。中には「ビールははずせないかなあ、焼酎も欲しいけど。」「お茶より水を飲むかな。」など、それぞれの声が聴かれました。
お一人ずつトレーを機械に載せると、評価がなされ、この評価は個々にプリントアウトされてお一人ずつに手渡されました。食塩が多かったり、植物繊維が少なかったりで、ひとつ星、ふたつ星の評価の方が多いようでした。評価が出たあとには、管理栄養士さんからも参加者一人ずつの改善点を教えていただきました。
その後管理栄養士さんから、皆さんの傾向や岐阜県民は塩分の摂取が多くなりがちであることや、みそ汁も具沢山にすることで、塩分の摂りすぎを控え、野菜もたくさん摂れることなど、食生活の改善ポイントを教えていただき、多くの方が再度チャレンジされました。
小鉢ひとつを増やしたり、減らしたりすることでも偏りが改善されることを体験し、再チャレンジで星が5つに増えた方もあり、参加型ならではの体験が出来ました。
参加された方からは、「すぐに結果が出て改善点が考えられ、翌日から生活が変えられそうである。」「偏った食事になりがちですが、バランスを考える機会になりました。」などの感想をいただきました。