お知らせ

生活講座「危険予知トレーニング(KYT)で防火を学ぼう」を開催しました。

更新日時:2023.03.09
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春の火災予防週間の最中である令和5年3月2日(木)14時から、岐阜市民福祉活動センター2階大会議室において、岐阜市消防本部予防課の田中亮司様を講師にお迎えし、生活講座「危険予知トレーニング(KYT)で防火を学ぼう」を開催しました。

当日は障がいのある方10名とその支援者の方5名の合計15名の方の参加がありました。

最初に田中氏の自己紹介と共に、消防本部予防課においては、啓発活動と共に、火災の原因究明を行っていることが話されました。また火災の原因として、第1位がから第5位までが「電気関係」「放火」「たき火」「たばこ」「コンロ」とのことでした。その後、実際に用意されたイラスト(「朝編」「昼編」「夜編」の3種類があり、それぞれ、イラスト中の室内の様子や無人・有人の差があるものが用意されており、危険な場所が4から5か所ほど含まれている)の中の危険個所に、3分ほどの時間内に〇をつけ、その後講師から危険個所についてやその対処方法についての説明を受けました。

「袖が広がった服は着火する危険があるため、防炎アームカバーなどを使うと良い」「煙草の吸殻をいきなりごみ箱に捨てずに水をかける」「ストーブの上に洗濯ものなどを干さない」「外出時には窓を閉める」「コンセントの上部に水の入った容器を置かない」「コードの上に物を載せるなど、挟む、引っ張るなどの強い力を加えない」「ガスコンロにペットを近づけない」「直射日光のあたる場所に水の入ったペットボトルなどを放置しない」「コードの修理は専門業者に依頼し、素人工事はしない」等々の注意事項が説明されました。
説明の際には、実際の実験映像も多数含まれており、コンセントに水がかかった際の着火の様子やバッテリーからの着火、天ぷら油の加熱による着火の際に水をかけた場合の火の広がりの様子、エタノールで机を拭いた後に火をつけると一見目に見えないが炎があるなどの迫力ある映像や、ガスホースが炎の熱を受けたことで火事となった現場や日光がペットボトルを通してタイヤが焼けて火事になった現場の写真等も多数あり、視覚的にわかりやすいお話でした。

 

参加者からは「色々な場面で火事がおきることがわかってよかったです。イラストでよくわかりやすくて、よかったです。楽しく学ぶことができた。」「今日は初めてで、コンセントを巻きつけて、差し込まないということを話しました。」「がんばります」「知的障害がある方にもイラストや映像などでわかりやすく伝えていただいてありがとうございました。」「わかりやすく説明していただき、本人も理解まではできなくても楽しく参加できました。」(原文のまま)などの感想がありました。

講師から住宅用火災報知器に関するリーフレット、「住宅防災読本 火災から命を守る」、クリアファイル、防炎アームカバーが参加者に提供されました。

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