お知らせ

夏休みボランティア塾体験を行いました!

更新日時:2025.09.03
カテゴリーお知らせ

令和7年8月20日(水)に小学校5・6年生および中学生対象ボランティア塾~夏休みボランティア体験~を行いました。小学生2名、中学生8名の10名が参加していろいろな作業に取り組んでもらうことができました。
皆さん、とても一生懸命な姿が印象的でした。その様子をお伝えします。

当センターは障がいのある方のあらゆる相談を受けています。
「こんなことがむずかしくなったから困っている」「自分でできることがふえるとうれしい」などのお話をうけて自助具を提案したり、自助具を制作する講座を行うこともあります。今回は、講座の時に使わせていただく「見本」を作ることや自閉症啓発デーで配布しているミニ本やタグを作っていただきました。また、新聞から福祉や障がいなどに関する記事の切り抜きもお願いしました。

当センターの活動や自助具についてお話をしました

まず取り組んでもらったのは、①お薬取り出し器、②固定台 ③タグの3種類の作業です。①と②は二人一組で一つの見本を作ってもらいました。偶然、隣に座った人と一緒に相談しながらの作業となりました。③は切る作業からボールチェーンを付けるまで一連の作業をやってもらいました。

お薬取り出し器
固定台
自閉症啓発デー タグ

お薬取り出し器は、作業工程が多くあり、迷った時には積極的に質問をしてくれました。
作業をする中で「こうしたほうがいいですね」や、「これにしようと思うけどどうかな」「いいよ」などと二人で相談しながら作業をすすめていたことに感心しました。
相手のことを思いながらも、自分の意見を伝えて作っていきました。きれいに仕上げるためにはどうしたらいいのかを考えて丁寧に作ってくれたため、終了時間を超えても妥協せずにがんばってくれていました。

お薬取り出し器を制作中

固定台も二人一組で、協力しながらすすめていきました。
すべり止めシートの型を取る役割、切る役割など分担してすすめていきました。「こっちやる?」「これでいい?」などの声かけでがんばってくれました。
金づちを使う作業もあり、緊張しながら、釘を打ち込みました。木が固くてむずかしかったと思いますが完成しました。

固定台の作成

タグ作りは、形を切り抜き、ラミネートして、穴を開けてボールチェーンを通します。
とても丁寧に切り抜いてくれました。ラミネートした後のカットもきれいに滑らかに仕上げてくれました。ボールチェーンが細くて、留めることがむずかしかったのですが、あきらめずにとりくんでくれました。
それぞれの作業が終わったら、新聞記事の切り抜きもお願いしました。
ふだんは、あまり新聞を読まないと言っていた子も真剣に新聞を見て、福祉などに関心をよせてもらえたようです。

タグ作り

参加してくださった皆さんからは「障がいを持つ人達のための便利な道具などを作れてうれしかったです」「とても楽しいボランティアが出来て、また参加したいと思いました」などの感想をいただきました。
ミニ本作りと新聞の切り抜きもしていただき、こちらこそ、大変助かりました。ありがとうございました!

福祉等に関する新聞記事の切り抜き
自閉症啓発デーで配布するミニ本

※写真掲載は、本人の同意を得ています。

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